西山トレイルとの出会いは、まさに偶然の巡り合わせだったのかもしれません。
一昨年あたりから始めたランニングで、
地元の長岡京~向日町を足で巡っているうちに、
この土地が持っている特有な文化に
興味を強く抱くようになりました。
最近になって私のライフワークは単なるトレイルランではなくて、
西山トレイルの歴史的思考にいたるようになってきました。
京都といえば、東山ばかりが取り上げられて、
すっかり観光地化されていますが、
本当の京都の情緒を味わいたいのであれば、
その真髄は西山にありと思います。
西山といえば、南は天王山、ポンポン山から小塩山、
北は亀岡~嵐山~愛宕山まで、山々がつらなっています。
平城京から平安京の時代には、長岡京に首都が形成されたこともあり、
その後も、山崎を中心として、淀川沿岸は大阪と京都を結ぶ
流通の街として栄えました。
このような土地柄のため、多くの古道がそのままの状態で温存されており、
少しトレイルに入るだけで、昔の情景が浮かんでくるような感じがします。
私が西山トレイルを愛する理由は
現代社会で失われたものを
古道の中に入ることで
取り戻せるような気がするからです。
【参考記事】