かなり前に単身赴任していた時に、やはり料理と言うのは
保存法が重要だということに、薄々とは気づいていた。
特に山料理に限って言えば、冷蔵庫なども無い状況で、
いかに安全に食材を保持するかと言うことが課題である。
保存法
簡単に言えば水分が無い状態が、最も望ましい。
米、シリアル、ナッツ、餅、乾燥フードなとが候補になるだろう。
ずいぶん前にフードドライヤーなどを買ったこともあり、
あの時はドライフルーツの自作や、乾燥野菜など、
結構、チャレンジしたものである。
しかしながら、極端に乾燥させてしまうと、
切り干し大根とか、高野豆腐のように、水に戻しても
どこかみずみずしさを感じない(しいて言えば、旨くない)
食品になってしまう。
(要するに、水分を抜くにもある程度の限界はあるのである)
発酵食品
もう一つ別な切り口から言うと、納豆やキムチのように、
善玉菌の力を借りて、食品自体を発酵させることで、
保存させる方法がある。
その昔、大航海時代には、人々は長期の食料保存に挑んだが、
ことごとく栄養摂取ができずに、壊血病に悩まされたそうだ。
そんな中、スーパーフーズとして考案されたのが、
ドイツ料理の定番、ザウアークラウト(sauerkraut)である。
現時点では、このザウアークラウトと納豆さえ食っておけば、
ほぼ栄養摂取上は問題ないと考えられる。
食材
ザウアークラウトは自作しても良いが、amazonでビン詰めの物を買う方が良いだろう。納豆に関しても、ドライの物が購入できる。
乾燥してもおいしい!ドライ納豆の作り方とおすすめ商品3選 - macaroni
まずは、この2点をベースとして、料理の展開を考えてみたい。
また追加するのであれば、アーモンド&フィッシュは外すことが出来ない。単体でポリポリすれば行動食にもなるし、ミネラルとカルシウムは、これでばっちりである。
さて、あと追加するのであれば、動物性たんぱく質は欠かせない。
ここは、ずばり持ち運びが便利な、生卵に尽きる(そもそも生卵は、常温保存が効く、天然のスーパーフードである。)
https://macaro-ni.jp/39234#heading-270707
・12~3月(10℃以下の状態)・・・2か月間
・4~6月、10~12月(20~23℃前後)・・・3週間
・7~9月(25℃以上)・・・2週間
あとは、保存が効くことを中心に考えると、缶詰ぐらいだろうか・・・
最近は乾燥したビーフジャーキーや、スルメ、チーカマなんかも、
良いかもしれない
いずれにしても、やってはいけないことは、
自宅と同じような感覚で、料理を楽しんではいけない。
一人キャンプやBBQ気分で、インスタ映えを狙って、
さも旨そうな御馳走を、登山で食ってはイケナイのである。
そんな瞬間的に気分をMAXに高めるようなものは不必要であって、
究極言えば、ある日突然、人間社会が崩壊しても、
ぎりぎり生きながらえていくような、すれすれのところを
狙っていかなくてはならないのである。