第3話 ザウアークラウト

かなり前に単身赴任していた時に、やはり料理と言うのは

保存法が重要だということに、薄々とは気づいていた。

 

特に山料理に限って言えば、冷蔵庫なども無い状況で、

いかに安全に食材を保持するかと言うことが課題である。

 

保存法

 簡単に言えば水分が無い状態が、最も望ましい。

米、シリアル、ナッツ、餅、乾燥フードなとが候補になるだろう。

 

 ずいぶん前にフードドライヤーなどを買ったこともあり、

あの時はドライフルーツの自作や、乾燥野菜など、

結構、チャレンジしたものである。

 

 しかしながら、極端に乾燥させてしまうと、

切り干し大根とか、高野豆腐のように、水に戻しても

どこかみずみずしさを感じない(しいて言えば、旨くない)

食品になってしまう。

(要するに、水分を抜くにもある程度の限界はあるのである)

 

発酵食品

 もう一つ別な切り口から言うと、納豆やキムチのように、

善玉菌の力を借りて、食品自体を発酵させることで、

保存させる方法がある。

 

 その昔、大航海時代には、人々は長期の食料保存に挑んだが、

ことごとく栄養摂取ができずに、壊血病に悩まされたそうだ。

 

 そんな中、スーパーフーズとして考案されたのが、

ドイツ料理の定番、ザウアークラウト(sauerkraut)である。

 

 

 現時点では、このザウアークラウトと納豆さえ食っておけば、

ほぼ栄養摂取上は問題ないと考えられる。

 

食材

 ザウアークラウトは自作しても良いが、amazonでビン詰めの物を買う方が良いだろう。納豆に関しても、ドライの物が購入できる。

キューネ ザワークラウト(バレル) 810g

乾燥してもおいしい!ドライ納豆の作り方とおすすめ商品3選 - macaroni

  

 まずは、この2点をベースとして、料理の展開を考えてみたい。

 

 また追加するのであれば、アーモンド&フィッシュは外すことが出来ない。単体でポリポリすれば行動食にもなるし、ミネラルとカルシウムは、これでばっちりである。

 

 

 

さて、あと追加するのであれば、動物性たんぱく質は欠かせない。

 

ここは、ずばり持ち運びが便利な、生卵に尽きる(そもそも生卵は、常温保存が効く、天然のスーパーフードである。)

https://macaro-ni.jp/39234#heading-270707

・12~3月(10℃以下の状態)・・・2か月間

・4~6月、10~12月(20~23℃前後)・・・3週間

・7~9月(25℃以上)・・・2週間

 

あとは、保存が効くことを中心に考えると、缶詰ぐらいだろうか・・・

最近は乾燥したビーフジャーキーや、スルメ、チーカマなんかも、

良いかもしれない

 

いずれにしても、やってはいけないことは、

自宅と同じような感覚で、料理を楽しんではいけない。

 

一人キャンプやBBQ気分で、インスタ映えを狙って、

さも旨そうな御馳走を、登山で食ってはイケナイのである。

 

そんな瞬間的に気分をMAXに高めるようなものは不必要であって、

究極言えば、ある日突然、人間社会が崩壊しても、

ぎりぎり生きながらえていくような、すれすれのところを

狙っていかなくてはならないのである。